
勇気が必要だった。そして誰かがやった。14,999ユーロという控えめな金額で売りに出されている、このレプリカは フェラーリ フランスのFacebookマーケットプレイスで発見されたF40が話題になっている。
フェラーリ?そうでもない
一見すると、ひどくレストアされたF40か、奇妙な等身大のおもちゃのように見えるかもしれない。しかし、この怪しげなプロポーションのボディワークの下には、実は......第2世代のアウディTT、より正確には2010年製の3.2 V6クワトロDSGモデルがある。マラネッロを象徴するリアマウントのツインターボV8は姿を消し、エンジンはドイツ製クーペシャシーのフロントに静かに収まっている。

長くなったボンネット、拡大されたリアエンド、3連のセンターエキゾーストアウトレット、フェイクのテールパイプ、フェラーリのロゴの代わりに「T32」と書かれた大型スポイラーなど、その変貌ぶりは過激だ。ヘッドライトもどことなくF40を彷彿とさせるが、全体としてはかなり出来損ないの自動車コスプレという印象だ。リアウインドウに貼られたステッカーで完成だ。

インテリアの写真は公開されていないが、4人乗りのアウディTTであることは容易に想像できる。トランクへのアクセスも、この自作ボディワークの追加によって損なわれているようだ。

エンジンに関しては、3.2リッターV6が250bhpを発生し、本物のF40の478bhpには遠く及ばない。しかし、少なくともクワトロシステムと6速DSGギアボックスは、適度なスポーティさを提供する。
お得?
小売価格が15,000ユーロ以下というこの模造品には、少なくとも(比較的)手頃な価格という利点がある。特に、今日本物のF40を手に入れるのに必要な350万ユーロ以上と比較すれば。しかし、誰が本当にこんなものに乗りたいと思うだろうか?
このF40ワナビーの製作に費やされた労力は賞賛に値するが、その理由を尋ねなければならないだろう。
彼らはこのアウディTTをきちんとレストアしたほうがよかった。