
目の肥えたコレクターでさえ、いつかは発見したいと願ってやまない秘宝がある。フェラーリF40のシャーシ番号84036もそのひとつだ。RMサザビーのモントレー2025セールに出品されるこの極めて希少なモデルは、ほとんど非現実的な一台である: 1990年製のヨーロッパ製F40、一度も運転されたことがなく、35年間そのままの状態で保管されていた。
影を潜めたF40
これもそのひとつだ。 フェラーリ ブランド創立40周年を記念してデザインされ、エンツォ・フェラーリ自身が最後に監修した、世界で最も魅力的なクルマ。わずか1,315台しか生産されなかったF40は、妥協のないデザイン、ケブラーとカーボンのボディワーク、478bhpのツインターボV8エンジン......そして圧倒的な残虐性で歴史に名を刻んだ。

しかし、この1台はさらに特別だ。1990年2月にアジアの顧客に新車で納車され、購入後...すぐに神聖なもののように保管された。このエンスージアストは一度も運転することなく、メンテナンスも行わず、一般に展示することさえ許さなかった。30年以上もの間、このF40は影に隠れ、まったく姿を見せなかった。 「F40ゴースト.

卓越した純度のモデル
この84036シャーシは、ノン・キャット、ノン・アジャスト・ヴァージョン、つまり触媒コンバーターもアジャスタブル・サスペンションもなく、その軽さとメカニカルな信憑性から珍重されたコンボである。1989年製のオリジナルタイヤ、ファクトリーマーク、組み立てラインでナットが締め付けられたことを示すリムの青いステッカー......。

それでもリークダウンテストは実施され、各シリンダーに2本の%が装着された。しかし、RMサザビーズは、始動前には完全な整備が不可欠であると指摘している。
一財産...修復するために
推定価格は240万ドルから260万ドルだが、定期的にメンテナンスされていれば、このF40にはもっと価値がつくだろう。その並はずれた保存状態は、このクルマを独自のクラスにしているが、使用されていないため、芸術品のように飾られるのではなく、走らせるのであれば大がかりな修復が必要となる。参考までに 新型フェラーリF40の写真はウェブサイトをご覧ください。.
