
1971年にコンセプトモデルとして発表され、1974年から1990年まで生産されたランボルギーニ・カウンタックは、前衛的で、未来的で、過剰だった。1980年代、そのポスターが多くの寝室を覆ったアイコンである。ここにあるのは、カウンタックLP400の外観を受け継いだ加速の怪物であり、漫画の中にでも登場しそうだ。オーストラリアを拠点に、アルフ・シアッカとその息子アルフ・シアッカ・ジュニアがドライブする。

このクルマは2001年にサンダー・レース・カーズで生まれ、2003年にアルフ・シニアが購入した。当初は悪魔のような色合いの黒で塗装されていたが、ビジュアル面でのタッチアップが施され、『マイアミ・バイス』のテスタロッサのような80年代らしい白の色合いになった。エラはその後、『マイアミ・バイス』のテスタロッサによく似合うオレンジの色調で目撃されている。 ランボルギーニ 現在


「この車は2003年に買ったんだ」と、60年代後半にシチリアからオーストラリアに渡った父親は説明する。実際、イタリア人なのは僕だけなんだ」。そう、ドラッグスターには、ランボルギーニの4リッター自然吸気V12が搭載されているわけではない。しかし、アルフ・シアッカが説明するように、このマシンはストリップダウンされて "冒涜 "されたオリジナルのカウンタックではなく、チューブラーシャシーとグラスファイバー製ボディで専用に作られた本物の "スーパーチャージド・アウトロー "クラスのドラッグスターなのだ。

マッドマックスのファルコン・インターセプターに搭載されているような巨大なウィップル・スーパーチャージャーを搭載しているのだ。ウィップル社製のチャージャーは、市販品としては最大で、アクセルを踏み込んだ瞬間に50ポンドのブーストを発生する。ワイルドという言葉では言い表せない」。この極悪非道な組み合わせは、最大2,500馬力を発揮しながらも、非常に印象的な走りを記録するのに十分なパワーを備えている。アルフ・シアッカ・ジュニアは、スタンディングスタートからの400メートル走で6.74秒、時速329キロの自己ベストを記録。