
アウトモビリ・ランボルギーニ×バレンシアガ、第2幕。 2025年5月末、パリのオートクチュール・メゾンは、イタリアの自動車メーカーとのコラボレーションによるエクスクルーシブ・コレクションを正式に発表した。その後 2024年12月の予告編 ランボルギーニ・テメラリオをモチーフにした長袖Tシャツの限定リリースに続き、フルラインナップが登場した。そして、少なくとも私たちが言えることは、バンクメーターを回しているのと同じくらい...頭角を現しているということだ。
Tシャツ...650ユーロ
自動車とラグジュアリーファッションのコードを融合させたこのカプセルコレクションは、さまざまなTシャツを特徴としている。 最も目立つ特大サイズは650ユーロ。.そう、その通り。このシンプルなコットンのトップスに ランボルギーニ とバレンシアガは、フラカンのタイヤ1セット分の価格を支払っている。

価格を押し上げるのはそれだけではない。ヴィンテージ風のカットを施した「シュリンク」バージョンは550ユーロ、長袖Tシャツは750ユーロ。サッカーのオーバーサイズのシャツをイメージした「サッカー」モデルは、1,100ユーロの大台に乗る。
レザー、バッグ、マグカップ...。

他のコレクションも例外ではない。ご自分の目でお確かめください:
- オーバーサイズ・ボマー:6,500ユーロ
- ロデオバッグ:7,500ユーロ
- スモール・バッグ:2,400ユーロ
- トラベルマグ(完売):95ユーロ
- クラッチバッグ:1,690ユーロ
- ベルト:最高550ユーロ
- トラベルクッション:1,200ユーロ
アクセサリーといえば、ソックスでさえ1足120ユーロもする。一般的な運転手にとっては法外な値段かもしれないが、ラグジュアリーの常識を覆すバレンシアガの世界では受け入れられる。

イタリアン・ブランドの間で定着した傾向
フェラーリがやり、マセラティが試みた。ランボルギーニはさらに一歩進んでいる。バレンシアガとのコラボレーションにより、牡牛を擁するこのブランドは、スーパーカーが持つライフスタイルのオーラを、レーストラックをはるかに超えて活用しようとしている。このコレクションは、ドライバーをドレスアップするためのものではなく、ストリートやインスタグラムで、エクスクルーシブな世界に属していることを主張するためのものだ。
価格ショックの裏には、完璧に研ぎ澄まされた戦略がある。 このようなパートナーシップは、ランボルギーニのステイタスイメージを強化することと同様に、ファッションファンにアピールすることでもある。 作品は大量生産されておらず、すでにバックオーダーになっているものもある。その希少性もコンセプトのひとつだ。
パドックでこのようなTシャツに出くわすことはあまりないだろう。しかし、パリやミラノ、東京の高級住宅街では、バレンシアガの顧客やランボルギーニファンのコレクターズアイテムとなる。
では、誘惑に負けるべきか?ガレージにアヴェンタドールがあるなら、答えはイエスかもしれない。自動車とオートクチュールの交差点におけるラグジュアリーという、自動車を超えた現象を垣間見ることができる。